実は、私は『イエスは私たちのすべての罪を洗った! すべての罪が終わった!』と言うのが怖かったです。
ロシア・ウスリースク、アキフ牧師(プリモルスキー地域代表牧師、バプテスト教会方舟教会で牧会)との交流

2017年の秋、ロシア沿海地方のバプテスト教会のアキプ牧師が、ソウル大伝道集会とキリスト教指導者の会に招待を受けて出席した。韓国でみことばを聞いて交わりをした後、心に福音を受け止めてロシアに帰った彼は、周辺にいるバプテスト教会の牧師たちと執事たちにも福音を伝えてほしいと、グッドニュース宣教会を招待した。

グッドニュース宣教会は、アキフ牧師が牧会をしているウスリースク教会で福音を伝えた。アキフ牧師が韓国で経験したことを礼拝の度に語っていたおかげで、すでに心を開いていた聖徒たち皆は福音を受け入れながら喜んだ。

そしてアキフ牧師と一緒に韓国に来たアレック執事も福音を聞いて心が変わり、ロシアに帰ってからウラジオストックにあるバプテスト教会の人々に韓国で聞いた福音を伝えた。それだけでなく、日曜礼拝にグッドニュース宣教会の宣教師を招いてみことばを伝えられることを教会の牧師に要請した。それでグッドニュース宣教会の宣教師がその教会を訪ね、燃える蛇に咬まれた者たちが青銅の蛇を見上げたときに毒がすべて消えたように、イエスが十字架で流した血の力が、私たちの心に罪を少しも残らないようにしたというみことばを聞いて、180人余りの聖徒のほとんどが福音を受け入れた。ウラジオストックでCLFを行ったときは、沿海地域のバプテスト教団の牧師と教会のリーダー100人余りが参加して福音を聞いた。

アキフ牧師の友人で、ハバロフスク・バプテスト教団会長のベンヤミン牧師も、韓国を訪問して福音を聞いた。ベンヤミン牧師が神学校でCLFを開いたときは牧師12人が出席した。そしてモーセが蛇を上げたように、人の子も上げられなければならないというみことばで福音を伝えると、その牧師たちは驚きながら自分たちの教会でもこのようなみことばを伝えてほしいと頼まれた。そのうち、フョードル牧師は水曜礼拝に宣教師を招待してみことばを伝えさせ、「ここには牧会者がいない集いがあるが、すぐにでも韓国から宣教師を来させてこの集いを導いてほしい。」と要請した。その翌日はベンヤミン牧師の教会でみことばを伝え、ハバロフスクで一番大きなバプテスト教会の礼拝堂を所有しているゲナジ牧師も、日曜礼拝のときに福音を伝えてほしいと要請してきた。

ハバロフスク地域で開いたCLFでは、25人の牧師たちが出席した。旧約時代の全焼のいけにえをささげる法や按手の福音、永遠な罪の贖いに対するみことばを伝えると、牧師たちは確実な信仰を持つようになった。 ロシアの極東地方では福音が活発に伝えられている。

2018年3月にはアキプ牧師の仲介で、オムスクで有力なバプテスト教団のバプテスト兄弟総裁ヨセフ牧師と役員たちとの出会いが行われた。ヨセフ牧師は、ロシア・シベリア地域連合会総会の会長であり、全ロシアの宣教活動を担当する職責も担っている。最初は警戒する視線で教理について質問したが、姦淫の現場で捕まった女の話を通して福音を聞いて心を開き、グッドニュース宣教会と一緒に働くことを要請した。

役員牧師の1人(アキフ牧師の友人)もみことばを聞いて大きく感動され、自分の教会でもみことばを伝えてほしいと切に頼まれたので、その教会に行って礼拝を導いた。その集いは正規の礼拝ではなかったにもかかわらず、70人余りの聖徒たちが出席して、とても真摯な態度でグッドニュース宣教会が伝える福音を聞いて驚いていた。

ヨセフ牧師は、バプテスト兄弟の本部であり、自分が牧会をしている、オムスクで最も大きくて歴史ある教会にグッドニュース宣教会の宣教師を招き、今にでも一緒に働きたいと強く要請した。そして夏には韓国を訪問することを約束した。ヨセフ牧師の韓国訪問により、グッドニュース宣教会とバプテスト教団との交流と絆は、さらに堅固になるだろう。

 

アキフ(Akif)牧師の

ロシアでもマルティン・ルターの宗教改革500周年記念行事が行なわれましたが、それは、マルティン・ルターの宗教改革500周年記念行事とともにロシアのバプテスト教団設立150周年を記念するためでした。その行事にグッドニュース宣教会のイ・サンチョル宣教師を招待しました。彼は私たちと同じバプテスト教であり、聖書を信じる部分もほとんど似ていました。イ・サンチョル牧師から韓国でもこのような行事と聖書セミナーがあるので、来て見ないかと誘われて、その2週間後に招待を受けて韓国に行きました。韓国のマルティン・ルター宗教改革500周年記念行事は私たちより規模が大きくて違いました。韓国ではとても活発に福音を伝え、平日にも関わらず、たくさんの人が集まるのが印象的でした。最初は礼拝をする姿や聖書を解釈するのが私たちと同じに見えたが、時間が経つほど多くの部分で学ぶ点が多かったので、飛行機のチケットを変更してさらに一週間を滞在しながら学ぶことにしました。

 

今まで私は聖書をたくさん見過ごしていた!
何より、イエスが十字架に釘付けられて死んだことで、すべての人の罪を贖ったとい事と、それはイエスの体をただ一度ささげられたたことによって成し遂げられたという事実を、聖書のみことばを通してより正確かつ詳細に知ることができました。今までは罪のゆえに地獄へ行くと思ったが、実は人々が地獄へ行くのは、世の罪を贖ってくださったイエスを信じていないからだということが分かりました。「イエスの贖いは完璧である。そのイエスの血で過去や現在、そして未来の罪まで完璧に贖い、私たちを全うさせたのだ!」肉の思いは私たちを罪に引きずるのですが、聖書は私を義と認めたと言われました。

今までは福音という絵に、パズルがいくつか抜けていたので、いつも心のどこかが空しかったです。しかし韓国に来て神様の恵みで真な福音を聞くことができ、福音という大きな絵を見ることが出来ました。そして、空しかった心はみことばで満たされました。そのことは、私がイエスのために生きるよう、そして福音を伝えながら暮らすよう、また、天の御国を待ち望むようにしました。ヘブル書10章で言われたように、神様が私たちを永遠に全うしてくださったことによって、私は永遠に清く全うされました。

福音を正確に悟ると、教会の聖徒たちに伝えた自分の説教について考えてみました。私の説教の大半は、麻薬や酒と戦うべきで、淫乱な思いと盗みとも戦うべきだなど、律法的なものばかりでした。しかし、そのような私とは違って、グッドニュース宣教会の牧師たちが一番に考えて伝えるのは福音でした。私は長い間、どうすれば酒から逃れるのかについて説教をしましたが、グッドニュース宣教会では福音を伝えていました。イエスの血ですべての罪が赦されたというみことばを信じるとき、神様から罪に勝つ力が伝わり、敬虔な生き方ができると言いました。そのメッセージが私の心を捕らえました。ついに、聖書の多くの部分がその事を話しているということが私の目にも見えてきました。

 

福音は人間の知恵ではなかった。
ロシアに戻って考えました。「私が他のことを重要だと思っていたから、一番大事な福音に重点を置くことができなかったのだ!」その後、私は福音に中心に置いてみことばを伝えました。聖徒たちの目つきが変わりました。聖徒たちは、イエスが私たちの罪のために十字架で亡くなったということは知っていますが、旧約聖書で言われた全焼のいけにえと、イエスが私たちの代わりにいけにえとなったこと、それとその血ですべての罪が赦されていたことは知りませんでした。私は、イエスの血が過去と現在と未来の罪まで洗い流したという福音を聖書を通して伝えました。

私は「イエスは私たちのすべての罪を贖った!すべての罪が終わった!」と伝えることが怖かったです。なぜなら、人々が私に背を向けることを恐れていたからでした。「罪がないなら罪を犯してもいいじゃないか。勝手に生きてもいいだろう。」こんな話を言うのではないかと思ったからです。ところが、みことばを伝えると、教会で神様に対する感謝が現れました。これが福音の大きな力だと信じます。「サタンは多くの教会を騙し、牧会者たちを恐怖に捕らえて正確な福音を伝えられないようにしました。サタンはその計略で福音を防ごうとしましたが、福音は人間の知恵ではありません。福音の中には神様の力があり、私たちが福音を受け入れたり、伝えたりするとき、神様の力が現れました。引き続きグッドニュース宣教会の牧師の方々と交流しながら学びたいです。

 

々がどれほどメシアを待ちに待っていたのか
クリスマスカンタータ公演に招待されて韓国にまた来ました。近くの地域の牧師たちと一緒に来ました。カンタータの1幕のイエスの誕生が私の心を叩きました。人々がどれ程メシアを待ちに待っていたのか。とても感動的で心の深くまで響きました。今も多くの人がメシアであるイエスに出会えることを待っているのではないかと思いました。韓国訪問は2度目ですが、CLFのときのように多くの牧師たちと交流する時間がありました。私たちが質問すると牧師たちが聖書を開いてみことばとつなげてくれました。特に、旧約聖書の中に福音が隠されている部分についての正確なメッセージに驚きました。私が韓国に来られたことに感謝し、ここに訪れた方々と出会うことができて感謝します。今、私に一番大事なことは、多くの人々が福音を聞いて救われることです。残り少ない人生を福音だけにささげながら生きたいです。